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鮮度にこだわり抜いた麓もろこしの真髄!

麓もろこし

私たちが生産する園芸品目の中で、最も生産量が多く、圧倒的な人気を誇るのがとうもろし(スイートコーン)。

新潟県津南町におけるこの時期の気候条件、圃場条件は、糖度の高いとうもろこしを生産するのに最も適していると自負しています。

数ある生産者の中でも、徹底的に鮮度にこだわり抜き、最も早い(暗い)時間に収穫し旨味の減衰を極限まで抑えて全国へお届けするのが、新潟県津南町産の「麓もろこし」です。

1.熱に弱い作物だから、暑くなる前に穫る

早朝収穫

とうもろし農家の朝は早い。これは、熱の混入による品質の低下を抑えるためです。どんな作物にも共通して言えることですが、収穫をした切り口から熱が入ることにより、時間とともに、少しずつ旨味や甘みといった味の減衰が発生します。

数多くいる津南町のとうもろこし生産者も、収穫時間は早く、朝陽が昇ると畑は活気に満ちています。

しかし!私たちはその一歩先を行きます!「朝陽=熱」を回避するため、ヘッドライトをつけて早朝2時には畑へ!

他の生産者さんが収穫を始める頃、その収穫風景を横目に、収穫を終え選果場へ移動。6時半にはその日の全ての選別作業を終えます。朝陽が昇る前に穫り切る!これが麓もろこしの真骨頂なのです。

みなさんは、とうもろこしを購入後、冷蔵庫に保管しながら少しずつ食べていくのが一般的だと思います。できるだけ長くこの旨味を味わっていただくため、こういった過酷なスケジュールで収穫をし、選果作業後はすぐに予冷してから出荷を進めています。甘み、旨味をできる限り長い時間減衰させることなく、旨味を閉じ込めて鮮度を保ったまま全国発送するため、私たちが選択した収穫開始時間が、早朝2時なのです。

2.熊が好む旨さだから、熊の活動時間に私たちも活動する

熊

旨いとうもろこしを沢山お届けするため、熱と合わせて私たちが回避しなければいけないもの…それが熊です。味の分かるやつらなんです…

すでにとうもろしの旨さを知っている熊さんは、ある日、森の中からやってきます。一度熊さんに入られると、被害額にして数百万円分は食べつくされてしまいます。私たちは、弊社も含めた販売業者、行政、猟友会等で構成する鳥獣害対策協議会を設置し、熊の捕獲や電気柵によるバリアで熊と対峙します。

ただ、鮮度にこだわった結果ゆえの早朝2時収穫。このスケジュールにしてから熊の被害はグッと減りました。

そうなんです。熊が最も活動的になる時間帯に、すでに私たちが活動しているのです。畑の中で熊さんに出会ったらどうしよう…という恐怖心は若干否めませんが、熊が活動する時間に共に活動することが、獣害を回避する最も効果的の方法だったのかもしれません。

3.非合理的だが、機械と同じくらい人の手を使って育てる

間引き

近年農業分野も、AI技術、スマート技術などを取り入れ、機械技術がどんどん進化しています。合わせて、品種改良を重ねた種も、発芽率が高く効率性の高い商品が増えてきています。2粒まきが主流だった播種も、1粒まきの生産者の方が多くなり、播種作業も人間の手仕事から機械化へ。

しかし、私たちは古いやり方でノンスマート農業にこだわっています!これにはきちんとした理由を持っての取り組みなのです。色々とスマートな生産方法も試しながらですが、2粒ずつしっかり手でまいて、鍬で土を被せるという一手間。一定の大きさまで成長を競わせてから1つを間引くという徹底的に腰に負担をかける過酷な作業。これによって欠株を出さない100%に近い発芽率と、揃いの良いとうもろこしが育つという麓もろこしの強いこだわりです。私たちも歳はとります。年々動きは鈍くなりますが、今の所人の手に敵う機械にはまだ出会えていません。

ただ、本年より「シーダーテープ」による機械播種を一部スタートさせました。人間の力と機械の力で作業量を2倍にするため!人間と機械の共存で、麓もろこしの生産量を増やしていきます!

4.選び抜いた品種とチャレンジ品種

品種

津南産とうもろこしと言えど、生産者によって作る品種は異なります。この地域だと、ゴールドラッシュ、恵、ワクワク、サニーショコラなどが代表的な品種です。私たちは、先の品種も含め沢山の品種を作付けしながら検証した結果、お客様の印象が最も良く、そして病気にも強く、安定的に出荷できる「ゴールデンタイム」という品種に辿り着きました。

ゴールデンタイムは、なんといっても弾ける食感が最大の魅力!甘さはもとより、むしゃむしゃと一気にかぶりつくと止まらなくなる味と食感の絶妙なバランス。薄皮だから歯に皮が挟まる嫌気もなく、口いっぱいに広がる爽やかな甘さがとにかく癖になる。この弾きと甘さからは「若さ」を感じ取れるような、そんな最高の品種だと思っています。

種業者さんとも強いパイプで繋がることで、年々新らしい品種にも挑戦しています。後半は、ゴールデンタイムに負けず劣らない新たな品種の出荷もスタートしますので、7月と8月に、ぜひ2度注文していただけると楽しみが倍増すると思いますよ。

5.狂ったように楽しく収穫できる仲間がいる

麓もろこし隊

求人募集一切なし!
人伝えで勝手に集まってくる同年代の仲間たち。それが「麓もろこし隊」

社員の他、このとうもろこしの収穫だけを手伝ってくれる大切な仲間たちがいます。お隣り長野県から、山の裏の湯沢町から、海の町柏崎から、そして東京から…津南町在住だけでなく、この麓もろこしの収穫作業は、過酷な作業を笑顔でやってくれる人たちが集まる変態的な場所でもあります。事務所に宿泊して朝を迎える人も多く、毎日がキャンプです。

この過酷な作業に全力で立ち向かうみんなの「愛」も、麓もろこしの大事なスパイスです。朝1時45分会社集合。このアルバイトに少しでも興味ある方は遠慮なくお問い合わせください。

6.麓もろこしを楽しむ

一心不乱

食べ方や調理方法にこだわりはありません。まずはとにかく一心不乱にかぶりついてほしい!

「茹でる」「蒸す」「レンチンする」という食べ方が最もオーソドックスですが、実は、この3つもそれぞれ食感などに違いが生まれます。

調理方法だけでなく、茹で時間など色々試してみて、ご自身が最も好む「こだわり」を見つけ出してみるのも楽しいと思います。

また、麓が経営する飲食店2店舗でも旬なとうもろこし料理を添えさせていただくとともに、店頭でバラ売り商品もご購入いただけます。ぜひご利用下さい。

※バナークリックで公式instagramへリンクします。営業時間等はGoogle検索でもご確認いただけます。

えきナカ

まちなか

■商品規格と価格表

R5_とうもろし価格

WEBからのご注文は、下記のバナークリックでお申し込みできます。

どの運送会社を利用しても、全て冷蔵仕様のクール便、チルド便にて鮮度を保って配送させていただきます!

①らくうるカート(ヤマト運輸直結で安心の配送サービス)

らくうる

津南町まで来られて受け渡しを希望される方は、下記の3ヶ所で受け渡し可能です。

㈱麓の会社、②津南駅食堂えきナカ、③まちナカ弁当

お受け取り希望の方はWEBからのご注文をお受けしていませんので、電話にてお問い合わせください。

圧倒的人気を誇るみんな大好き「麓もろこし」。毎年7月20日頃から1ヶ月しか食すことのできない期間限定のお味です。沢山のご注文、心よりお待ちしております。

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